『ブレードランナー』(原題: "Blade Runner") を観た。 複数バージョンがある中、自分が観たのは「ファイナル・カット」バージョン。旅行中にiPadで観ようと思ったため、他に選択肢が無かった。あったとしても、これを観た可能性が高いけれど。最新バージョンなので。 あとは「ブレード・ランナー」を復習しておこう。 引用元: Mirror House Annex: 浅き夢見し - ブレード・ランナー 2022, 2036, 2048 というわけで観始めたので、義務感が邪魔をして素直に楽しめた。1982年公開とは思えない映像が繰り広げられていて、カルト的人気を誇るのも肯ける。 後の多くの作品に強い影響を与えたとされる世界観もさることながら、レプリカントのリーダー・バッティが魅力的だった。終盤、主人公デッカードを追い詰めていくシーンでは、デッカードより彼を応援していたくらい。 問題は、この作品を「いつかは思い出せないけれど観ているはず」という記憶がある一方で、内容に関する記憶が皆無なこと。どのシーンも全然既視感がない。もしかしたら、どこかで紹介されているのを読んで観たつもりになっていただけなのかもしれない。 もしかしたら、「観たことがある」という記憶だけがインストールされて、「観た内容」はインストールされていないのかもしれない。そう考えるのもこの作品らしくておもしろい(いや、やっぱり恐いな)。