『Linuxシステム[実践]入門』を読んだ。 『はじめてUNIXで仕事をする人が読む本』 が広く浅かったので、シェルスクリプト周りをもう少し掘り下げたくて。 シェルスクリプトに関して言えば、この本も割とあっさりしていた。『はじめてUNIXで仕事をする人が読む本』に比べたら詳細だけれど、分量はほんの40ページくらい。 そんなに難しいことをしたいわけじゃなくて、文法や特殊パラメータなんかをざっと眺めたかったくらいなので、ちょうどよかった。これ以上は実際に書きながら必要に応じて調べることにしよう。もう一声欲しい気もしているけれど、調べ出したら切りがないし、急に玄人になれるわけでもないんだから。ただ、コマンド実行例のスペースが変に広かったりして、読み辛いのが玉に瑕。Kindleの組版の問題? この本の良いところは、ディレクトリ階層(FHS: Filesystem Hierarcy Standard) や各種の設定のまとまった解説が揃っているところだと思う。粒度の小さいTIPSは、沢山の人がWebで公開してくれているけれど、こうして広範な設定が整理の上で公開されているのは見つからないので。 ちなみに目次はこの通り。 第1章 Linuxの基礎知識 第2章 シェル 第3章 Linuxカーネル 第4章 X Window System 第5章 スクリプトとシステム設定ファイル 第6章 アプリケーションサーバ 第7章 システム管理 第8章 認証 今のところ縁遠い話が多くて、斜め読みで済ませてしまったけれど、何かの機会に触ることがあったら、まずこの本のことを思い出そう。各種設定ファイルの各行の解説があるから、何を押さえないといけないか知るのに役立てられそう。 あ、Apacheの設定は、自分の理解が浅薄だったことが思い知らされて、面白かった(ApacheをインストールしたのはLinuxじゃなくてWindowsだったけれど)。