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8月, 2014の投稿を表示しています

草原ではない - vvvvvv

死にゲー 『vvvvvv』 で遊んでみた。クリアできて嬉しい。物理コントローラないと厳しいかと思ったけれど、iPadでも何とかなるもんだ。 vvvvvvはシンプルなアクションゲーム。出来ることは2つしかない。左右に移動するか、重力を反転させて床と天井を行き来することだけだ。 難易度は高い。死にゲーと形容されるのもむべなるかな。ゲキヤバランナーの妖精さん以上にバタバタ死ぬ。でも何回死んでもすぐ近くのコンティニューポイントから再開できるし、難易度が絶妙でなかなか絶望には至らない。一カ所だけ希望が見失いかけた場所があったけれど(まさに下の動画でプレイしている場所だ)。 だからこそトラップを抜けた時の達成感もひとしお。それに病みつきになって止め時を見失ってしまった。8ビットのグラフィックもBGMも好みで大満足。

Shoot and run - ガンマンストーリー

ニンテンドー3DSのダウンロードソフト 『ガンマンストーリー』 で遊んでみた。 主人公のクライブとなって敵を銃で倒しながら進んでいく横スクロールタイプのアクションゲーム。物影に隠れて敵の攻撃をやり過ごしながら、隙を見て攻撃していくのが、ガンマンらしくて楽しい。 予想外のステージに展開していくのが面白い。大筋は恋人を助けに行くという単純な話なのだけれど、最後はあんなところまで行く羽目になるとは。『カウボーイ&エイリアン』的な発想。あと、これ作ったのロックマン大好きだろ。ステージのしかけに見覚えが。 国内の発売は未定だけれど続編も作られている。PVを見ると、さらに破天荒な展開になっている様子。国内でも発売して欲しいなあ。

走る走る - ゲキヤバランナー

ニンテンドー3DSのダウンロードソフト 『ゲキヤバランナー』 で遊んでみた。 ノンストップで走り続ける妖精さんを操作して、障害物を避けさせながらゴールを目指すアクションゲーム。障害物を避けるために、基本のジャンプの他にパラシュートなと4つの能力が用意されている。 とにかくテンポが速いのが特徴。妖精さんはノンストップだし、簡単に死んでしまうし(壁にぶつかっても死ぬ)、死んだら自動的にリスタートする。どのステージも短いし、コンテニューポイントも多めに容易されているから、気がついたらクリアしている感じ。 難易度は高めで、ゲキヤバというタイトルとは裏腹に、冷静な観察と正確な操作を要求する。死にながらクリアの道筋を見つけて、その通りに能力を組み合わせていくことになる。ミスに対するペナルティーが小さいから「うわ、ヤバ」なんて焦ることは少ない。 一応、隠しステージまで含めてクリア。クリア時のアイテム回収率やタイム、ミス数で付く星マークの達成率は6~7割くらい。ノーミスクリア以外は時間かければできそうだけれど、こんなところで。

悪魔が奏でるピアノ - Deemo

Deemo を遊んでいる。iOS版とAndroid版があるけれど、大きな画面のiPadで遊びたかったのでiOS版にした。ちょっと大き過ぎたかもしれない。動画の通り、iPad miniくらいのサイズがちょうどよさそう。 いわゆる音ゲーだけれど、全体的に落ち着いた雰囲気。しっとりとした曲が多い。自分が主に奏でることになるのは、ピアノ。雰囲気にマッチしているし、操作感もピアノを弾いているようで心地よい。 難易度はどちらかというと易しめだと思う。大して音ゲーができない自分が、難易度ハードの曲を初見で70~80%とれるくらい。

ドクロの苦労 - Dokuro

Dokuro をクリアした。自分が遊んだのはiOS版。ちなみに他にVita版とAndroid版がある。Android版でも良かったけれど、大きな画面で遊びたかったので、iPadを持っているiOS版で。 主人公のドクロとなって、お姫様を魔王の下から脱出させるのが目的。童話のようなストーリィが、チョークをイメージしたグラフィックと相まって、ドクロが健気で愛らしく見える。 基本的には横スクロールアクションなんだけれど、除きパズル要素の方が強い。か弱いお姫様は段差を登り降りできないから、足場を用意したりお姫様抱っこして下ろしてあげたりしないといけない。 クリアするだけなら難易度はそこそこ。各ステージのコインもコンプリートできた。数ステージWeb上の攻略に頼ったけれど、自分には概ねちょうどよいレベル。ボスはもう少し強くてもよかった。倒し方が分かると作業になってしまう。でも、主眼はアクションじゃなくてパズルのようだから、これくらいの方がバランスが取れるのか。

王の見る現

「『シンドバッドの冒険4』を読んだよ」 「ついにヒナホホさんがシンドバッドさんのことを王と認めましたね」 「〈王の力〉じゃなくて〈王の器〉がキーなんだろうなぁ」 「王の力――例えば権力に溺れないためには、大きな器が必要ということでしょうか」 「ヒナホホに加えてジャファールとドラグルの心境も変化しつつあるよな。ドラグルはやっぱりドラコーンなのかなぁ、名前が似ているから」 「うっかり検索しないように気をつけないといけませんね」

3 picts - ハグロトンボ

ふらふらとサイクリングしてきた。道すがら撮った写真から3枚ピックアップ。 This work by SO_C is licensed under a Creative Commons Attribution-ShareAlike 4.0 International License . ハグロトンボ。初めて見た。羽が黒いからハグロ。よく見ると、黒く見えるほど濃い紺色にも見える。その羽と、腹部の鮮やかな緑とのコントラストが綺麗。 This work by SO_C is licensed under a Creative Commons Attribution-ShareAlike 4.0 International License . 鉄塔。うまく説明できないけれど、電線との角度が好み。 This work by SO_C is licensed under a Creative Commons Attribution-ShareAlike 4.0 International License . 荒川サイクリングロードから。視界を横切る街灯の行列が、遠い(あそこまで行かないと帰れない)。

声の形 - Pentatonix/PTX Vols.1&2

「Pentatonixの"PTX Vols.1&2"を聴いている」 「 昨年末にDaft Punkのカバーメドレーを聴いて驚いて いましたね」 「この動画やね。まずアカペラでDaft Punkって時点で取り合わせに意表を突かれるし、聴いてみたらアカペラなのにビートがあって驚嘆するし。とどめに"Harder, Better, Faster, Stronger"のボイスチェンジまで再現されていて震撼する」 「ヒューマンビートボックスですね。名前は知っていますが、どこからどうやってこんな音を出しているのか、不思議です」 「さらに歌声も素敵だもんなぁ。声が伸びていくのが気持ちいい」 「あ、最後に 『アナと雪の女王』 の"Let It Go"も収録されていますね」 「映画を観た今ではちょっと切なく感じるよ」

流々 - ルー=ガルー2

『ルー=ガルー2 インクブス×スクブス 相容れぬ夢魔』を読んだ。 今回も歩未が印象的だった。前作『ルー=ガルー 忌避すべき狼』の内容をほとんど忘れていた中、彼女のことだけは脳裏に焼き付いていたらしい。彼女が登場した瞬間に驚くほど自然に思い出せた。 彼女はとても純粋で賢明で鋭利だ。格好良い。同時に危うくもある。見ていて不安になるときがある。そこも含めての魅力か。 描かれる事件は対称的にドロドロしているし、犯人の属性と動機の取り合わせに違和感もあったりして、釈然としていない。歩未達を引き立てるための演出だと思って気にしないことにした。

避けるJOKER - 魔法少女育成計画JOKERS

『魔法少女育成計画JOKERS』を読んだ。無印、restart、limitedに続く長篇4作目。 今回はセーラームーンあるいはプリキュアのような魔法少女チームが登場する。しかしと言うかやはりと言うか、今回も多数の犠牲者が出る。新キャラにも容赦の無い展開になりえるから、スリリング。ただ、中盤から敵味方がくっきり分かれてしまったところがちょっと残念。もう一ひねりあるかな、と思ったらなかった。 個人的には久しぶりにスノーホワイトが活躍するのが嬉しい。無印の時から比べると、すっかり頼もしくなっている。でも、それがかえって痛ましかったりもする。無印やlimitedの事件を思い出すと余計に。どんな思いで〈魔法少女狩り〉を続けているのだろうか。 こうなると気になってくるのが、各巻で描かれている事件の裏にある動き。restart, limitedと風呂敷が広がり続けているので、そろそろ畳まれると嬉しい。スノーホワイトとリップルくらいは報われて欲しい。

ミスターすみだ - スカイツリーとすみだ水族館

「日没直後のスカイツリー」 「北十間川もライトアップされていて綺麗ですね」 「こっから水族館内の写真。おねむのペンギン。かわいい」 「それが目を開くとこうなるわけですね」 「ならねーよ!!」 「閉館間際でほぼ無人だったから引いて撮っても誰も入らない」 「貸し切り気分♪」 「最後にもう一度スカイツリー」 「今度は青いですね」 「ライトセイバーっぽい」 「超巨大ロボットの武器なんですよ、きっと」 「それだ、日本刀モチーフらしいし」

チルトと散る - 高架

This work by SO_C is licensed under a Creative Commons Attribution-ShareAlike 4.0 International License . This work by SO_C is licensed under a Creative Commons Attribution-ShareAlike 4.0 International License . 「高架の写真」 「一点透視と二点透視になっていますね」 「ホントだ。言われてみると」 「1枚目は、高架もその下の道路も画面中央に消失点があります。2枚目は、高架は左側に、下の道路は右側に消失点ですね」 「撮っている時は消失点なんか意識しないけれどねー」

SAIKO PASS - さくらそう水門

This work by SO_C is licensed under a Creative Commons Attribution-ShareAlike 4.0 International License 「くぐったら異世界にワープしそう」 「曇り空だからでしょうか? どことなく重苦しい感じがしますね」 「これ自転車で荒川沿い走った時に撮ったんだけどさ」 「はい」 「いわゆるルック車でも、走れるもんだねー。そんなに丁重に扱わなくてもいいし。今回は試しにサイクリングロード走ってみたけれど、普段乗るは徒歩20〜30分くらいの範囲だし」 「それくらいなら普通の自転車でいいんじゃないかって意見もあるみたいですね」 「みたいだね。でも、時々荒れる話題っぽいのでスルーで」 「スルーとか言いながら、結構な時間割いてレビューサイトとかQAサイトとか見ていたの、知っていますよ」 「いくらでも見つかるから危険だよね……。ところで、荒川沿いを走っていると彩湖って貯水池を通過するんよ」 This work by SO_C is licensed under a Creative Commons Attribution-ShareAlike 4.0 International License 「まさにSAIKO-PASS!!」 「言いたいことはそれだけでしょうか?」

ラストネーム - 進撃の巨人14

「『進撃の巨人14』を読んだよ。引き続き壁の中パートで、巨人の出番が少ない」 「もう少し続きそうですね」 「それにしてもビックリした。リロイ兵長の名字がっ!!」 「驚かされましたね。全くそんな素振りを見せていなかったので」 「本人達は見せそうにないけれど、廻りが何も触れなかったのにはちょっと違和感ない?」 「脅されていたんじゃないですか?」 「兵長に脅されたら従わざるを得ないよな」 「あるいは気を遣って触れなかったのかも。意外と訊けないものだと思いますよ」 「確かに生い立ちも踏まえると軽々しく訊けることじゃないか」

After Dark - トランスフォーマー/ロストエイジ

『トランスフォーマー/ロストエイジ (原題: "Transformers: Age of Extinction")』を観てきた。無印、リベンジ、ダークサイドムーンに続く第4作。 お腹いっぱい。長い上映時間に派手なシーンが詰め込まれていた。 上映時間は約3時間。特段物語が複雑というわけではない。むしろ単純。と言うか、あんまり気にしなくてもいいと思う。オマケみたいなものだ。 その長い上映時間に派手なシーンが詰め込まれている。トランスフォーマーどうしの戦闘も人間のアクションもてんこ盛り。特に今回はこれまで以上に人間のアクションに力が入っていた。ロックダウンの宇宙船からの脱出シーンには肝が冷えた。 自分はトランスフォーマー目的だったので戦闘が多くて満足だった。欲を言えば、コミカルなやりとりがもう少し欲しかった。が、ストーリィ上、人間から受けた仕打ちを考えれば、やむを得ないか。

影が刺す- シャドー81

『シャドー81』を読んだ。詰まらないことはなかったけれど、前評判を仕入れたせいで期待値を上げ過ぎてしまった感がある。 自分には、前半のタメが長過ぎる。それが終わって、表紙のシチュエーション――戦闘機が旅客機を死角から支配するようになってからは、非常にスリリングなのだけれど。ただ、一度読み終えた今なら、タメる意味は十分あることが分かる。前半を読み返すと違った景色が見えてくる。 主人公がタフで格好良い。

Snow Man Now - アナと雪の女王

『アナと雪の女王(原題"Frozen")』を観た。 劇中で聴いて、レリゴーこと"Let It Go"の印象がガラリと変わった。単体で聴いた時は力強いと感じていたのだけれど、物語の流れで聴くととても儚い。もう脳天気には聴けなくなってしまった気がする。エルサ、どんな気持ちであの城の中で過ごしていたんだろうなぁ。 対称的だったのがオラフ。見た目通りの底抜けの脳天気さが素敵。コイツがいなかったら、ずっと暗い雰囲気になってしまっていただろうなぁ。 愉快なだけじゃなくて、後先考えない純粋さもあって可愛らしい。「ぎゅーって抱きしめて」なんて言ったり(相手の体温で溶けちゃうよ)、アナのために溶けてしまうのを厭わなかったり、夏に憧れたり。 最後、エルサが雪を溶かしたときも、無事残ってくれて良かった。

羽ばたき敵 - 進撃の巨人 悔いなき選択2

『進撃の巨人 悔いなき選択2』を読んだ。2巻でリヴァイが調査兵団に入るまでが描かれて完結。 ちょっと――いや、かなり物足りない。リヴァイとファーランとイザベルについて、もう少し掘り下げたエピソードが欲しかったなぁ。 1巻 を読んで、そこに期待していたので残念。 そこが描かれていたら、リヴァイの選択についていろいろと想像しやすかったと思うんだけれどなぁ。もしかして、1巻の特装版についていたプロローグで描かれていたのかな? だとしても、それはそれでパッケージ単位に釈然としないけれど……。

API for Democracy - APIデザインの極意

『APIデザインの極意』を読んだ。メイントピックは2つ。APIの選択的無知と後方互換性。詳細に立ち入らなくても使えることと、安心して使い続けられることの重要性について綴られている。 全3部構成になっていて、第1部「理論と正当性」は動機付け。選択的無知と後方互換性の重要性について語られている。第2部「実践的設計」がその手段。デザインパターンほどには抽象化されていないけれど、NetBeansのアーキテクトを務めた著者が解説とともに例示してくれていて、参考になりそう(あまり読み込めていない)。第3部「日々の生活」は、プラクティカルにはどうしていくか? という話がメイン。それから、将来の展望について。 現時点で理解できたのは一部だったけれど、いろいろな実践例が示されていている。覚えておきたいことがいくつもあった。 ライブラリのほとんどのユーザは、ライブラリ内で何が行われているかほとんど分かっていません、そうあるべきなのです。 ライブラリのAPIを「もっと優れた」ものにしたいと思う願望があります。(中略)しかし、最初のリリース後は、既存のAPIクライアントのコードを機能させなくなる問題よりも重要になることはありません。 ライブラリを作るだけでなく、使う時にも参考になる。ライブラリのユーザとしての視点から、将来的に機能しなくなるリスクが大きくなる使い方も読み取れる。 でも読んでいて感じたのは、何を作るにしても、APIを使うだけなんてことはないということ。作っているのがフレームワークやライブラリじゃなくても、使っているライブラリにラッパー(DDDの「腐敗防止層」、GoFの"Adapter"あるいは"Façade")を被せることだって立派なAPI設計だ。何を作るにしても、API設計を全くしないなんてことはなさそうだ。 隣の部屋の同僚が使用するクラスを1つ書いたとしても、APIを実際に作成していることになります。

荒ぶるテスタブル - テスタブルJavaScript

『テスタブルJavaScript』を読んだ。ざっと目を通して、どんなことが書いてあるかは分かったけれど、精読はしていない。 タイトルの割にはJavaScriptのテスタビリティに関する議論が薄くて、ツールに関する話が目立ったのでちょっと期待からズレていた。もしかしたら、よく読めなかった3章に書いてあるのかな。 章構成はこうなっている。3章までがツールに依存しない一般論。4章以降はツール (主に YUI Test )に依存した記述が多い。 1章 テストに適した JavaScript 2章 複雑さ 3章 イベントベースのアーキテクチャ 4章 ユニットテスト 5章 カバレッジ 6章 結合テスト、パフォーマンステスト、負荷テスト 7章 デバッグ 8章 自動化 付録 A クライアント JavaScriptのテスト事例 1章がタイトル通りテスタブルJavaScriptについての内容。タイトルになっている割にはちょっと物足りない。2章は複雑さを測るメトリクスの話。コードの量というプリミティブなメトリクスから、循環的複雑度(サイクロマチック数)、ファンイン・ファンアウト、結合度と工学的なメトリクスにまで渡っている。3章は理解できていない。アーキテクチャに関する議論を理解できるほどJavaScriptに精通していない。 4章以降はツール依存の話なので完全に斜め読み。とにかく色々なツールが出てくる。ツールの調査のために読んだわけではないので、 JavaScriptのテスタビリティを上げたいなら、 『メンテナブルJavaScript』 の方が取っつきやすいし、充実しているように思う。

Chupa Chips - TORIENA/Space Fugitives

TORIENAの2ndアルバム『Space Fugitives』を聴いている。『モンスターハンター コンピレーション“RE:"MIX チップチューン』に続きチップチューン。こっちはゲームボーイ音源で作成しているど真ん中のチップチューン。 ピコピコ音に満たされていて気持ちいい。 3rdアルバム『A.I Complex』が8月1日に発売されたばかりのこのタイミングで2ndアルバムを聴いているのは、3rdアルバムはダウンロード販売されていなかったから。ダウンロード販売されるようになったら、『A.I Complex』も買おう。 プッシュ通知されるわけじゃないし、いつごろされるか(そもそもされるかされないかも)分からないところが不安だ。忘れていまいそう。 そのうち思い出せばいいか。一刻も早く聴きたいというわけではないのだから。 SPACE FUGITIVES by TORIENA

NJJWJB - Various Artists/Beck Song Reader

コンピレーションアルバムの"Beck Song Reader"を聴いている。 これはBeckが楽譜としてのみリリースした "Song Reader" を、色々なアーティストがカバーしてできたアルバム。 M8 "Heaven's Ladder"だけはBeck本人だけれど、残り19曲はそれぞれ別のアーティストによる録音。知っているのはNora Johns, Jack White, Jack Black (『スクール・オブ・ロック』とかのあのジャック・ブラックだよね?)の3人だけだった。 Beckと似た雰囲気の歌声もあれば、ソウルフルな歌声もあれば、女声ヴォーカルもあったり、とバリエーション豊か。どの曲も穏やかで聴きやすいので、しばらくのんびり肩の力を抜いて聴いていよう。

咲く火の作為

This work by SO_C is licensed under a Creative Commons Attribution-ShareAlike 4.0 International License . 「花火、いいよねぇ」 「たーまやー」 This work by SO_C is licensed under a Creative Commons Attribution-ShareAlike 4.0 International License . 「ぶれてサイケデリックな感じになってしまった」 「ワープできそうですね」 This work by SO_C is licensed under a Creative Commons Attribution-ShareAlike 4.0 International License . 「寝っ転がって、降り注いでくるように味わるのが、たまらなく好き」 「吸い込まれそうになりますよね」

No One Can Stop - それでも町は廻っている 7-12

「『それでも町は廻っている』、既刊を読み切ってしまった……」 「どうしてそうガマンが効かないんですか」 「ごめんなさい。面白かったので、つい……」 「かっぱえびせんですか」 「やめられないとまらない。歩鳥は見ていて飽きないし、紺先輩のギャップがかわいいし。タッツンは実はオタクっぽいし。それから、ウキ婆さんと商店街のおっさん達が楽しそうで楽しそうだし、松田もモリアーキーも良い味出しているし。あとタケルとエビちゃんも微笑ましいし、ユキコのフリーダムさ加減も――」 「まだやめられないとまらない?」

ピコハン(ピコピコハンター)- モンスターハンター コンピレーション“RE:"MIX チップチューン

「『モンスターハンター コンピレーション“RE:"MIX チップチューン』を聴いている。ピコピコ音が楽しいなっと」 「双司君、チップチューン好きですよね」 「ファミコン世代だから、このチープな音が好きなんよ。でも、このアルバムには、割とリッチなエレクトロニカ寄りな曲もあるね」 「そういうのは嫌いなんですか?」 「ううん。エレクトロニカも好きだよ。 Perfume とか Daft Punk とか聴くし。でも、〈チップチューン〉と銘打ってあったから、チープな音を期待していたら、期待から外れていたのもあってさ」 「好きならいいじゃないですか」 「うーん、好きな物でも期待していないタイミングだと、反発を覚えるよ」 「ジャンル分けの功罪、でしょうか?」 「うーん、良いとか悪いとかじゃないんじゃないかな。数が増えれば、好む好まざるに関わらず、パターンを見出してしまうと思うよ。ジャンル、クラスタ、レッテル、ステロタイプ、チャンクとか呼び名は色々あるけれど」 「期待通りだったりそれ以上だったりした曲の話をして下さい。何か面倒臭くなってきました」 「そだね。気に入ったトラックを列挙してみよ。それはそれとして、最後の一言は余分やろ……」 「胸の高鳴り」~「門出」~「金色の追憶 ~ ケチャワチャ」 (sasakure.UK 8bitnik Remix) / sasakure.UK(U/M/A/A) 「旅立ちの風」(サカモト教授 Super 8bit Remix) / サカモト教授 「炎国の王妃 ~テオ・テスカトル&ナナ・テスカトリ」(The Blood of Machigerita Remix) / CANDYBOY(マチゲリータ) 「英雄の証」(Hige Driver Remix) / ヒゲドライバー 「sasakure.UKさんは 『*ハロー、プラネット。』 をキッカケに前から好きでしたっけ」 「そうそう。おかげで、一時期朝の挨拶が、『ハローハロー』に。他の方は知らなかったけれど、これを機にまたチップチューン色々あさってみようかな」

eight inch tails - あなたの人生の物語

テッド・チャンの短篇集『あなたの人生の物語』を読み終えた。全部で8篇の物語が収録されている。それぞれについて手短に感想を。 「バビロンの塔」 高い高い塔を昇っていく物語。ファンタジーを読んでいる気分で読み進めていたら、最後に世界がぐるりとひっくり返った。 「理解」 海外SFの『アルジャーノンに花束を』や『くらやみのはやさはどれくらい』を思い出しながら読んでいた。国内SFで真っ先に思い浮かんだのは『Know』。 「ゼロで割る」 これはいまいち楽しめなかった。主人公の反応についていけなかった、というのがその一番の理由だと思う。 「あなたの人生の物語」 読み始めて時制がおかしいと思ったら、そういうことか! ネタバレしないで書けることが少ないので、これだけで。映画化されるという話だけれど、どうなるんだろう? 「七十二文字」 ハードファンタジー風味。自分はメタプログラミングという呪文の話として読んだ。 「人類科学の進化」 短いけれど印象的。初出が論文誌だったということを知るとさらに面白さが増す。 「地獄とは神の不在なり」 「ありふれた降臨だった」の主語が神だったり、その顕現による被害には保険がおりなかったり、とスケールの幅広さが凄まじい。古橋秀之さんの〈ケイオス・ヘキサ〉シリーズを連想した。そう言えば、テッド・チャンも寡作だけれど、古橋秀之さんも寡作だ。 「顔の美醜について」 短い物語に色々な問題が詰め込まれている。本能的に人を美醜で評価することの是非、その本能を利用してアテンションを奪うことの是非(『Beatless』の〈アナログハック〉に似た問題)、その本能を抑制することの是非、それからその本能を抑制して育った人間がいたとしたら人をどう見るか。 これで文庫化されている作品を全て読みきってしまった。残る2作品『ソフトウェア・オブジェクトのライフサイクル』と『予期される未来』を読むには、雑誌『SFマガジン』のバックナンバーにあたらないといけないから、難易度が高い。電子書籍として配信されたりしないかな。