『誘惑される意志 人はなぜ自滅的行動をするのか』 を読んだ。 本書の主張は、実はシンプルだと思う。人間の関心は時間の経過とともに双曲線的に減衰するため、自滅的行動を取ってしまうということだ。 ただ、枝葉が多い。しかも、様々な分野から接ぎ木をしているのか、統一感が感じられない。そのせいか読むのに想定の倍くらいの時間がかかった。 何と言うか、惜しい。あるいは、勿体ない。 とても面白いことが書いてあるような気がするのだけれど、咀嚼しきれなかった(訳者解説である程度分かった気にはなれたけれど)。1冊の本と思わないで、何回かに分けて読んだら、もう少し理解できるかもしれない。