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粋な翁 - ハンスとココウィルのラフ from 銀狼ブラッドボーン

『銀狼ブラッドボーン』からハンスとココウィル。 ハンス。人並み外れて強い。年だが。 ココウィル。弱くはないはずだけれど、相手が悪い。

rhythm of prism - Digitalism/Mirage

Digitalismの3rdアルバム"Mirage"を聴いている。 正直に言うと、第一印象はパッとしなかった。でもそれから約1ヶ月、Walkmanには何枚もアルバムが入っているのに、これを選ぶことが多くて、いつの間にかすっかり耳に馴染んでいる。不思議。 ガツンと来る衝撃は受けなかったけれど、スルリと浸透されている。恐ろしい話だ。

deus? homo? - エクス・マキナ

先日、『エクス・マキナ』(原題 "Ex Machina")を観てきた。アカデミー賞視覚効果症を受賞したのが、知ったキッカケ。 登場人物はたったの4人。男性2人。女性2人。女性2人がタイトル通り 機械仕掛け ( エクス・マキナ ) 。 彼女達―エイヴァとキョウコの立ち居振る舞いには、目が奪われた。滑らかなのに、どこか違和感を覚える。調べて見ると、二人ともダンスの経験があるとのこと。これを踏まえると、違和感の正体は緻密な身体制御――揺らぎの無さなのかもしれない。 後から気がついたのだけれど、 キョウコ役の方が出ているミュージック・ビデオ (The Chemical Brothersの"Wide Open") を既に観ていた。 感想をツイート していた。 この映画、音楽も素晴らしかった。スリリングなストーリィにピッタリで、不安な気持ちを盛り上げてくれる。 感想をTwitterで検索していて知った のだけれど、Portisheadのメンバが参加しているとのこと。さもありなん。 玉に瑕だったのが、舞台となる施設のセキュリティが。ゲートの認証だけザル過ぎやしないだろうか。

花が咲く話 - 魔法少女育成計画 episodesΦ

『魔法少女育成計画 episodesΦ』を読んだ。『魔法少女育成計画 episodes』以来の短篇集。 二、三割が既読のWebで公開済みの作品だったのでスキップ。でも、こうして文庫の形になっていると安心できる。Webページと違って、いつの間にか消えちゃったりしない。 短篇は、長篇のときのようなスリルがない代わりに、魔法少女たちの活躍を安心して読めるのがいい。中でもよかったのが、袋井魔梨華。スノーホワイトとファヴの早合点に気がついたときの返し方が素敵だった。 続刊はもちろん、10月から放送が始まるアニメも楽しみ。

かの菅野 -ドリフターズ5

『ドリフターズ5』を読んだ。 派手な戦闘シーンはなかったけれど、それだけに各人のメンタリティに目が向く。 島津豊久の考えが浅いのか深いのか分からないところとか、織田信長の奸計というか魔というか。余市は相変わらず泰然自若としているところとか。 それから、菅野直と山口多聞、シャイロック8世が今後どんな風に物語に絡んで来るかも楽しみ。特に菅野直はこの巻の表紙になっているくらいだし、キーパーソンだよね、きっと。

遺作の作為、戦の細工 - プラハの墓地

『プラハの墓地』を読んだ。作者のウンベルト・エーコが今年の2月に亡くなってしまった。思えば このブログの最初のエントリィ は、『フーコーの振り子』に言及したものだった。 思い返してみると、通底するテーマがある。それは、〈ブギーポップシリーズ〉の『ブギーポップ・クエスチョン 沈黙ピラミッド』でも扱われていた。 認知心理学で〈確証バイアス〉と呼ばれる、見たいモノだけを見て他を無視する傾向がいかに強いことか。各人の信念に合致する情報は、高い確率で、裏取りなどされずそのまま鵜呑みにされてしまう。たとえ、それが大量虐殺へと続く道だとしても。 そういうシリアスな部分をさておいても、語り手に関する謎が不可思議で追わざるを得なかったり、主要な語り手の一人の美食うんちくが堪らなかったり、単純に楽しい。 単純に楽しいうえに、読み解こうと思えばいくらでも深みにはまる(予感がして自分は踏み込めない)くらいの一作。 ※追記 遺作は本作ではなくて『ヌメロ・ゼロ』だった。誤解して書いていたので、一部修正(2016/12/29)。

逃げてもいい - Red Hot Chili Peppers/The Getaway

Red Hot Chili Peppersの"The Getaway"を聴いている。 ギターがJohn FruschianteからJosh Klinghofferに代わって2枚目のアルバム。前作"I'm With You"より好ましく聴こえる。 これが今のレッチリだと思って、ニュートラルな気持ちで聴けるようになったのも、理由の一つだろう。それから、新しいプロデューサーも影響しているかもしれない。"Blood Sugar Sex Magic"以降、ずっと務めていたRick Rubinから、Danger Mouseに代わっている。 全体的にミディアムテンポのしっとりとしたメロディーが印象的。ピアノや女声コーラスなんかも使われている。聴いていて心地がよい。さらにちゃんと耳を傾けると、ちょいちょい発見があるから、聴き込み甲斐もある。やっぱりフリーのベースはいい。 ただ、いわゆるキラーチューン ("Give it away", "Can't stop", "By the way"みたいな曲) がないのが残念。1曲くらい欲しかった。

先見、今、回顧 - The Strokes/Future Present Past EP

The StrokesのEP "Future Present Past EP" を聴いている。 新曲3曲"Drag Queen", "Oblivius", "Threat of Joy"と"Oblivius (Moretti Remix)"の全4曲。 気怠げだったり不安げだったりして、EPでよかったと思う。 新曲3曲が、Future, Present, Pastつまり未来、現在、過去を象徴していたりするんだろうか?

自称 - χの悲劇

『χの悲劇』を読んだ。X (エックス) ではなくχ (カイ)。元ネタはもちろんエラリィ・クイーンの『Xの悲劇』だろう。 読みながら感じていた違和感が、ラストの一瞬で氷解するカタルシスが堪らない。〈G〉シリーズの中で一番の衝撃だった。 ここにきて〈百年〉シリーズや〈W〉シリーズとのつながりがどんどん濃くなってきて、盛り上がってきた感がある。 しかし、それぞれ巻を重ねている複数のシリーズをまたがって、登場人物もどんどん増えていて、自分の頭では全体像を捉えきれない。 年表や登場人物の相関図が欲しくなる。

割に合わない終わり - 境界線上のホライゾンIX (下)

『境界線上のホライゾンIX (下)』を読んだ。 これまでひた隠しにされてきた、織田信長がついに登場。その口から創世計画が何なのかも語られた。 もちろん円満解決ではない。「終わらせて、しかし、終わらせないもの」と言われていたけれど、末世という終わりを解決するために、終わらせるものが大きい。末世を迎えるよりはマシなのかもしれないけれど、世界の終わりの別の形と言って過言ではないくらい多くが失われる。 これにたいして、武蔵の面々は、どんな解決を目指すのか。ホライゾンのセメントっぷりを思うと嫌な予感ばかりが募るのだけれど。

ようこそヨコハマ- 横浜駅SF

カクヨムで 『横浜駅SF』 を読んだ。 横浜駅はもちろんJRとかSuicaとか、現実がゲシュタルト崩壊し、オーバーライドされ、浸食される感覚が味わえる。堪らない。 用語解説まで読んでナンボじゃなかろうか、これ。本編では当たり前のように使われている慣れ親しんだ言葉が、作中では実は全く違う意味で使われていたことが明らかになる。 作者の頭はどうかしている(誉め言葉)。 第1回カクヨムWeb小説コンテストで大賞を受賞し書籍化されるとのこと。めでたい。

侵略! 大王イカ - クラーケン (上), (下)

『クラーケン (上)』、『同 (下)』を読んだ。 『都市と都市』や『言語都市』の印象から、1つの設定を起点にして膨らませた世界が描かれていると想像していた。ところが実際に読んでみたら、多数のアイディアが詰め込まれた伝奇小説の様相だった。魔界都市〈新宿〉ならぬ魔界都市〈ロンドン〉だ。 大好物だよ‼ ハヤカワSF文庫だったので最初はSFを期待して読んでいたからナンジャコレと思っていたけれど、こういうものだと思い直したら一気に楽しくなった。畳みかけるようにというか畳み込みのようにというか。 それでいて根底にあるテーマはがSF敵なのが心憎い。科学と信仰を扱っている。

暗殺の観察 - 暗殺教室20

『暗殺教室20』を読んだ。 てっきり最終巻だと思っていた。表紙もいつもと違って、単色でもパターンでもないし。でも、もう1冊だけ続くみたい。 ともあれ終盤には違いない。この後、E組の面々も椚ヶ丘中学校を卒業し、殺せんせーの元を離れ、それぞれの人生に歩みを進めていくはず。 期待しつつも一抹の寂しさも感じている。かーちゃんか。

デップー (ジョニーではない) - Deadpool

映画『デッドプール (原題 "Deadpool")』を見てきた。 デッドプールと言えば第四の壁を破るメタ発言。劇中のBGMはおろか、予算にまで言及する。さすがだ。 そんな破天荒な能力を持ちつつも、映画の筋は王道だった。主軸は復讐譚であり、クライマックスは彼の言うとおりラブストーリーだった。 でもやっぱり本人はヒーロー然としていない。後腐れのないように後顧の憂いを絶ってくれる = ヴィランをキッチリと殺してくれるのが頼もしい。

he's my hero. it's my life - 僕のヒーローアカデミア 9

『僕のヒーローアカデミア 9』を読んだ。 敵(ヴィラン)だとトガヒミコが気になる。どんな個性なんだろう? ただ血を吸うだけじゃなかろうに。ステインと似ているだけに気になってしょうがない。 ヒーローサイドだと虎。いいキャラしている。

変わる、割る、刈る - Fearless Change アジャイルに効く アイデアを組織に広めるための48のパターン

『Fearless Change』を読んだ。 "Change"――つまり「変える」ためのパターンが紹介されている。サブタイトルに「アジャイルに効く」とあるけれど、これらのパターンはアジャイルに限らず適用できるように見える。 自分が変わるのさえ難しい。どれだけ同じ過ちを繰り返していることか。ましてや他人を変えるなんて!!「他人と過去は変えられない」ってよく言うよね? それでも現状を打破したいと思う。断続的に、ではあるけれど (普段はそこまで気が回らない)。というわけでこの本を読んでみた。 ざっと読んでみるだけでも、何が自分に足りていないのか、知るキッカケになる。自分の場合、縦にも横にももっと協力を求めないと、進めないだろうと思い知らされた。正直、苦手だ。ついつい先送りにしてしまう。 ステップバイステップで進めよう。

G7 - ゴールデンカムイ7

『ゴールデンカムイ 7』を読んだ。 前半は苫小牧競馬場でキロランケさんが活躍する。キロランケさんヒゲ濃すぎ。セクシーだったけれど。後半は、日高でのヒグマとの戦い。アシㇼパさんウンコにはしゃぎすぎ。それでもかわいいけれど。 もちろんそれまでの物語あってのこととは言え、ラスト2ページが凄まじかった。杉元一味が冷血にさえ見える。 でも、競馬場での杉元の「俺があの子に~」のセリフは熱かった (若山と仲沢がいることに読み返して初めて気がついた)。 白石の胡散臭さは相変わらず。ぶれないぜ。

千々の風になって - 風神の邪教

『風神の邪教』を読んだ。〈タイタス・クロウ・サーガ〉5冊目。 まさかのタイタス・クロウ不在。きっと強くなり過ぎた。CCD = Cthulhu Cycle Deities = クトゥルー眷属邪神群と向こうを張れるようになっているから、登場したら話が終わってしまいかねない。 タイタス・クロウに代わって主人公を務めるのは、シルバーハット。誰だと思いながら読んでいたけれど、後書きによると、ちゃんと名前は既に出ていたらしい。 対する邪神はイタカ。そしてヒロインはその娘アルマンドラ。娘いるのかよ。で、シルバーハットと恋仲になるわけで。しかも、シルバーハットからして積極的。(イタカと敵対しているとは言え) 不倶戴天の敵である邪神の娘なのに。 『這いよれ! ニャル子さん』の八坂真尋とは対照的。おいおいと思いもするけれど、勢いがよくてこれはこれで気持ちがいい。

ゲットだぜ - ポケットモンスター アルファサファイア

『ポケットモンスター アルファサファイア』で遊んだ。エピソードデルタまでクリアしたところ。 発作的にポケモンやりたくなって。何年振りだろうか。久し振りのポケモンは、3D化になったりと見た目は随分と様変わりしていたけれど、中身は昔遊んだときと同じ感触で相変わらずだった。 昔はポケモン図鑑の完成を目指すところまで遊んでいたけれど、使わないポケモンを捕まえたり育てたりするのが億劫になってきちゃって、放置気味。クリア後のやりこみ要素もあまり触れていない。 それでも十分楽しめたのでこの辺りで。お気に入りのパルシェンが一線級の強さになって、レギュラーに入れられたし。

死体よ、行くがね ー 掟上今日子の退職願

『掟上今日子の退職願』を読んだ。早いものでもうシリーズ5冊目。 今回は次の四話が収録されている短篇集。どれもミステリィ然とまとまっていて、逆に意外だった。 第一話 掟上今日子のバラバラ死体 第二話 掟上今日子の飛び降り死体 第三話 掟上今日子の絞殺死体 第四話 掟上今日子の水死体 どの話も、犯人が何を思ってそんなことをしたのかを描きたかったんじゃないかなぁ、と何となく想像する。普通に考えたらそんなことしないのだけれど、普通に考えられていたら事件なんて起こさないわけで。