キャプテン・マーベルを見てきた。よくまとめられたな、これ。そう思わせる情報量だった。 MCU全体の中では、S.H.I.E.L.D結成前を描く前日譚に位置する。そのため眼帯をする前のフューリーや若きコールソンも登場する。アベンジャーズ3部作に対してインフィニティー・ウォーのポストクレジット映像を受けてエンド・ゲームで登場する必然性=フューリーとの縁を描く挿話にあたる。 MCUにおける女性ヒーローの代表格なので、社会的には女性のエンパワーメントの課題を描いてもいるし、マーベルコミック隆盛の立役者であり、マーベル者の顔であり、MCU通じてのカメオでもある、スタン・リーの遺作もである。本作での彼の映像の扱いがまた泣かせてくれる。 これだけつらつらと挙げたうえで、鑑賞後まっさきに思い浮かんだのが「ミズ・マーベル強い!」なのだけれど。 だってほらこのあとエンドゲームに出るわけでしょ? あのサノスを相手どるわけでしょ? インフィニティ・ウォーでのラストで突き落とされた絶望から再起するための一筋の光として見てしまうわけで。 というわけで、明日はエンドゲームを見てきます。見ないという選択肢には目もくれていないのだけれど、期待だけでなく不安も小さくなくて、持て余す日々に蹴りをつけたいと思い始めるくらいに待ち過ぎた。