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9月, 2013の投稿を表示しています

What AM I listening to?

Arctic Monkeysの5thアルバム"AM"を聴いている。 3rdアルバム"Humbug", 4thアルバム"Suck It and See"と同系統で、ミドルテンポの曲で構成されている。1stアルバム"Whatever People Say I Am, That's What I'm Not"、2ndアルバム"Favourite Worst Nightmare"のような、アッパーな曲はない。"Brianstorm"nのようなキラーチューンがそろそろ懐かしい、と思う。 一方で、徹夜明けのような気怠さが離れない時には、これくらいがピッタリとハマるようにも思う。もちろん退屈というわけではない、3rdや4thと同様に全体を通してテンポの変化は小さいのだけれど、リズムが強調されている曲があったり、曲にもアルバムにも抑制と高揚を行き来する展開があったり、と違う軸での変化が楽しい。 Arctic Monkeysのアルバムをようやく1st, 2ndの印象から離れて聴けるようになった気がする。3rd, 4thを改めて聴き返してみようかな。いっそ、1stからぶっ通しで聴くのも面白そうだな。 上の動画は、このアルバムの1曲目"Do I Wanna Know?"。盛り上がるところは盛り上がるところがいい。そこが短いのも、刹那的で惹かれる。

Who's back?

11/5発売予定のNew Album "The Marshall Mathers LP 2"からリードシングルの"Berzerk"が公開されている。これを聴いて2つ思い出した。 まず思い出したのが、Beastie Boys。これまでとガラリと変わって、曲がラップロック調だ(初めて聴いたときは、マッシュアップかRemixかと思った)。 次に思い出したのは、アルバムタイトルとリードシングルというポジションから、2nd Album "The Marshall Mathers LP"の"The Real Slim Shady"。この曲は言わば、"The Real Slim Shady 2"なんだろうか。 前作"Recovery"で復活して、戻ってくるのはMarshall MathersなのかSlim ShadyなのかEminemなのか。ともあれ楽しみ。 【2013/11/10追記】 後で調べたら、Beastie Boysの曲がサンプリングされていた。そりゃ、思い出すわけだ。 まず今年8月に公開された新曲“Berzerk”は、デフ・ジャムの創設者でもある重鎮リック・ルービンがプロデュースを担当。ビリー・スクワイア“The Stroke”やビースティ・ボーイズ“The New Style”などをサンプリングしており、オールドスクール魂溢れるナンバーだ。 エミネム新作は『The Marshall Mathers LP』の続編! 新曲“Survival”のPV公開 - TOWER RECORDS ONLINE

北条の氏、保養

「『境界線上のホライゾンVI〈下〉』を読んだよー。ようやくだった」 「は?」 「『境界線上のホライゾンVI〈下〉』を読んだよー。ようやくだった」 「分かっていますから言わなくていいです。このツイートをしてから、まだ30時間も経っていないんですが、これは一体どういうことでしょうか?」 無事ゲットできた『境ホラVI (下)』も読みたい。どこまで読めるかな。 posted at 23:15:14 「ついついな」 「ついついで1000ページ超を読み切りますか」 「多分、そこまで速いわけじゃないと思うんだ。速読なんて出来ないし。ただ、時間を見つけては読み耽っていたらいつの間にか。そう言えば、起きているの何割をこの本にあてていたんだろ?」 「それで『ようやく』ですか」 「うん、頑張った。でも、『ようやく』なのはそれだけじゃないんだけれど、それは読んでからのお楽しみというわけで」

超人始動 - マン・オブ・スティール

「『マン・オブ・スティール (原題: "Man of Steel")』を観てきたよ」 「スーパーマンのリブート作品ですね」 「うん。監督が "Watchmen" のザック・スナイダーで、制作・原案がバットマン三部作 ("Batman Begins", "Dark Knight" , "Dark Knight Rises" ) や "Inception" のクリストファー・ノーランということで」 「どうでした?」 「良かったよー。ドラマ部分では、クラーク・ケント育ての親が印象的だった。特にケヴィン・コスナーが演じる父親のジョナサン・ケント」 「サム・ライミ監督のスパイダーマンシリーズでも父親代わりのベン・パーカーが大きな役割を果たしていましたね」 「それからアクションも申し分ない。超人同士の戦いがこれでもか、と」 「その辺りは監督の手腕でしょうね」 「というわけで、全体的には満足。ただ、科学的に素人目にも無理が感じられた箇所も」 「それを言い始めたら、スーパーマンの存在自体が……」

in nine

Nine Inch Nailsの"Hesitation Marks"を聴いている。2009年の活動休止宣言から4年、今年に活動を再開して、最初の作品。8枚目のアルバムで、Halo Numberで言うとHalo 28。 これまでアルバムごとに出ていた色が、この1枚に詰め込まれている。"Year Zero"の無機質さとか、"The Slip"のバンドらしさとか、"Ghost I-IV"のアンビエントな雰囲気とか。でも、"The Downward Spiral"のような歪んだギターやシャウトはない。 その"The Downward Spriral"(特に1曲目の"Mr Self Destruct")の印象に覆い隠されていた曲のバリエーションに、改めて気付かされた感じ。ダークなんだけれどユーモラスな曲もあって、面白い。 印象的だったのが、"Everything"。こういう開放感さえ感じる曲は珍しい。"Copy of A"、"Came Back Haunted"(下の動画)のような攻撃的な曲から始まって、ダウナーな"Find My Way"を経て辿り着くからこそか。いい流れ。 曲のバリエーションも豊富だし、音からは作り込まれている感じを受けるし、聴き込もう。

歌は聴こえてこないけれど

「 昨日はエイリアンフィッシュで終わってしまった けれど、ようやくカエルの写真を整理できたよ」 「GIFアニメ何かにしたから時間足りなくなったんじゃ……」 「カエルの写真を眺めいてたら、いつの間にかな、時間がな」 「ほんと、綺麗な色しているよなぁ」

貝口竜

「 サンシャイン水族館 に行って来たよ。ペンギンが空を!!」 「でも、目的はカエルなんですよね?」 「うん、第一の目的は。『水から陸へ~両生類~』というコーナーがあるのが素晴らしい。でも、カエルの写真はまだ整理中なので」 「何枚撮ったんですか……」 「今回は、思いがけず撮れたサーカスティック・フリンジヘッドという魚の面白い連続写真を、GIFアニメで」 「口の拡大具合は、ハプルボッカよりすごいんじゃなかろうか」 「エイリアンフィッシュという通称のようですね」 「おっかない名前と口だけれど、最大で30cmほどとそんなには大きくはないのが救い」

夏休みは終わったけれど

『限りなき夏』の〈夢幻諸島 (ドリーム・アーキペラゴ)〉関連の作品を読み返した。 『夢幻諸島から』 を読んだら気になって、気になって。この本に収録されているのは、次の4作品。 『赤道の時』 『火葬』 『奇跡の石塚』 『ディスチャージ』 『赤道の時』は、特定の島についての話ではなくて、時間勾配に関する話。『夢幻諸島から』でも説明されていたけれど、この短篇を読むと状況がより具体的になる。 『火葬』は、「大オーブラック」を読んでから今回読み返して、ようやくスッキリした。自分の想像力では、『火葬』だけでそのおぞましさに届いていなかった。 『奇跡の石塚』は「シーヴル」を舞台にしている。登場人物にも重なりがある(ことを 2013-09-01 - Close to the Wall に教えられた)。島の名前ばかり気にしていて、気がつかなかった。そして、やっぱり秘密は明らかにならない。 『ディスチャージ』は何回か言及されていたアシゾーンの描いた絵画に関する話。触発主義(タクティリズム)の説明や、その作品が一般公開されていない理由を伺い知ることができる。 ここまで来ると、他の作品も読みたいのだけれど、絶版だったり雑誌にしか載っていなかったり、と手に入りにくいみたい。まとめて再販売されたりしないかなぁ。