Arctic Monkeysの5thアルバム"AM"を聴いている。 3rdアルバム"Humbug", 4thアルバム"Suck It and See"と同系統で、ミドルテンポの曲で構成されている。1stアルバム"Whatever People Say I Am, That's What I'm Not"、2ndアルバム"Favourite Worst Nightmare"のような、アッパーな曲はない。"Brianstorm"nのようなキラーチューンがそろそろ懐かしい、と思う。 一方で、徹夜明けのような気怠さが離れない時には、これくらいがピッタリとハマるようにも思う。もちろん退屈というわけではない、3rdや4thと同様に全体を通してテンポの変化は小さいのだけれど、リズムが強調されている曲があったり、曲にもアルバムにも抑制と高揚を行き来する展開があったり、と違う軸での変化が楽しい。 Arctic Monkeysのアルバムをようやく1st, 2ndの印象から離れて聴けるようになった気がする。3rd, 4thを改めて聴き返してみようかな。いっそ、1stからぶっ通しで聴くのも面白そうだな。 上の動画は、このアルバムの1曲目"Do I Wanna Know?"。盛り上がるところは盛り上がるところがいい。そこが短いのも、刹那的で惹かれる。